三条市神明町、シェアスペース&ライブラリー「燕三条トライク」(小山雅由代表)で29、30の2日間、イベント「Green Experience」が開かれており、店内が緑のインスタレーションに生まれ変わって来場者を驚かせている。
いずれも長岡市で営業する造園業「Mountain riveR(マウンテン・リバー)」と建築業とインテリア雑貨の店「Hug* design(ハグ・デザイン)」が主催。マウンテン・リバーは天井まで届くような大きな流木をはじめ、世界各地から地元の植物などをこれでもかというほど店内に飾った。ハグ・デザインはそこに多肉植物の鉢植えなどを並べて販売している。
マウンテン・リバーは500円でクリスマスオーナメントのワークショップを行い、ハグ・デザインは多肉の植物などを販売。栃尾織物のブランド「Gyu-tto」はオーガニックコットンのシャツやシルクのちりめん、麻のストールなどを販売。さんが長岡市栃尾で織られたオーガニックコットンを販売、五泉市のガーデニング「はなんぼ」が700円でテラコッタの鉢にトールペイントを施すワークショップ。地元三条市のキッチンカーのオーガニックカフェ「SOYL cafe(ソイルカフェ)」が飲食の販売を行っている。
店内はまるで植物園か緑に侵食されたSFのような世界。市外からも切れ目なく来場者があり、想像をはるかに超える緑のアートな空間に思わず「うわーっ!」と声を上げ、日常とかけ離れた雰囲気のなかで時間を忘れてゆっくり過ごしている。
ハグ・デザインを経営する平田美穂さん(41)が10月の燕三条トライクのオープニングイベントに参加してこの空間を気に入り、マウンテン・リバーを誘って緑のイベントを計画した。以前からグリーンイベントを構想していたが、「ここまでできるとは思わなかった」と平田さん。「販売はどうでも良くて、とにかくグリーンの良さを体感してほしい。室内の緑が増えればいいと思っている」と言い、ひとりでも多くの来場を待っている。
2日目の30日は、新潟市の横山祐希さんが会場のなかで1日がかりで畳一枚分の合板でライブペイントも行う。問い合わせは燕三条トライク(電話:0256-55-4178、神明町3-7)へ。