2日、衆院選が公示され、14日に投開票が行われるのに伴い、3日から13日までの11日間、期日前投票が行われる。燕市では10月20日執行の市議選の期日前投票に続いて燕地区と分水地区それぞれから期日前投票所を設置する市役所との間を結ぶ無料のシャトルバスをを運行するので、市民の利用を呼びかけている。
発車場所は、燕地区が旧燕庁舎、分水地区が旧分水庁舎。それぞれ毎日午前と午後の1便ずつの運行。市役所に約1時間滞在する形で運行する。
方面 | 発車場所(行き先) | 午前 | 午後 |
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燕 地 区 |
旧市役所燕庁舎発 (市役所庁舎行き) | 午前8時45分 | 午後1時30分 |
市役所庁舎発 (旧市役所燕庁舎行き) | 午前9時40分 | 午後2時25分 | |
分 水 地 区 |
旧市役所分水庁舎(分水消防署前)発 (市役所庁舎行き) | 午前10時35分 | 午後3時20分 |
市役所庁舎発 (旧市役所分水庁舎(分水消防署前)行き) | 午前11時35分 | 午後4時20分 |
燕市では合併以来、分庁舎方式だったこともあり、期日前投票は旧3市町の庁舎それぞれに開設したが、昨年5月の新庁舎竣工で新庁舎1カ所に集約することに。昨年7月の参院選で初めて市役所1カ所で期日前投票を行った。
新庁舎は田んぼの真ん中にあり、車などの交通手段をもたない遠くに住む高齢者なども期日前投票所へ行けるように、ことし10月の市議選で初めてシャトルバスを運行した。
バスは定員27人。行きと帰りを別便で数えると市議選では期日前投票6日間で48便を運行した。合わせて1,296人分の輸送能力があった計算だが、利用者は合計で行きが10人、帰りが11人の計21人にとどまり、利用率は2%にも届かず、期待はずれな結果だった。
利用は燕地区からだけで、分水地区からの利用はゼロ。年代別では、帰り便で見ると50歳代2人、60歳代1人、70歳代5人、80歳代3人とやはり高齢者が多かった。
市選挙管理委員会では、市議選ではシャトルバスが初めてだったので、周知されてなかったと見る。今回は投票入場券のはがきの裏にシャトルバスの運行時刻を印刷して周知する。市議選では分水地区の発着場は分水公民館としたが、今回はより市街地に近い旧分水庁舎に移して利便性の向上を図り、利用増に期待している。