14日の衆院選投票日に仕事や旅行で投票所へ行けない人のための期日前投票が3日、全国で始まった。小選挙区では新潟4区の三条市での初日の投票者は115人、新潟2区の燕市は19人で、いずれも一昨年の前回衆院選の期日前投票初日を大きく下回った。
三条市は3庁舎それぞれに期日前投票所を開設している。庁舎別では三条庁舎96人、栄庁舎10人、下田庁舎9人の内訳で、男女別では男63人、女52人の計115人。選挙人名簿登録者8万4,203人(12月1日現在)で割ると投票率は0.14%だった。
前回衆院選の初日は151人で、それを23.8%下回った。前回も初日は雨で冷え込んだが、今回はそれに加えて強風が吹き荒れたのが影響したよう。また、今回は低投票率がよそうされているが、すでにその兆候があるのかもしれない。
燕市の期日前投票所は市役所1カ所だけで、男13人、女6人のわずか19人。選挙人名簿登録者は6万7,702人(12月2日現在)なので、投票率は0.02%。前回衆院選初日は75人だったので、それと比べてもわずか4分の1にとどまった。
ただ、前々回は真夏の衆院選で、期日前投票初日は両市とも前回よりさらに多く、三条市は204人、燕市は136人だった。
突然の衆院解散、総選挙で燕市選挙管理委員会では投票はがきの手配が遅れ、郵送したのは期日前投票が始まる前日の2日。3日になっても届いていない家が多く、この日は市民から投票はがきが届いてないという問い合わせの電話が20本前後あった。
三条市選挙管理委員会は11月29日に投票はがきを発送したので、日数的には大半の家に届いてるはずだが、それでも届かないという電話が何本かあった。
もっとも投票はがきがなくても投票は可能で、燕市選挙管理委員会では投票はがきがなくても期日前投票をと呼びかけている。前回衆院選小選挙区の期日前投票の投票率は三条市10.26%、燕市7.10%だった。