3日の三条の瞬間最大風速は2日を上回る21.7メートル、屋根のトタンがはがれた燕市の工場は強風もあってトタンを撤去できず (2014.12.3)

3日の三条は前日2日より収まったとはいえ相変わらず強い風が吹き荒れ、午後4時までに瞬間最大風速は21.7メートルを観測した。

屋根の左側のトタンがはがれ、残った右側部分にパワーショベルのアームを置いてトタンがはがれないように対応

瞬間最大風速で比較すると、2日の20.0メートルを上回っている。平均風速では2日は最高午前7時の7.4メートルだったが、3日は6.4メートルで、全体に弱まっている感じだが、時々、吹く強い風は2日と大差ない。午後4時までの気温は最低1.7度、最高7.5度。

燕市では2日、中ノ口川に架かる中央橋左岸たもと近く、新町地内の堤防下の工場の屋根のトタンが約300平方メートルに渡ってはがれ落ち、近くにある燕市立燕東幼稚園の窓ガラスを割るなどした。

トタンは敷地内のほかの建物の上にあり、屋根にはがれかかったトタンが残っている。2日に解体業者によって撤去の予定だったが、やはり強風のため作業できなかったようだ。屋根に残ったトタンが再び風で飛ばないようにパワーショベルのアームで屋根を押さえるようにしてあるが、不安な状態が続いている。

燕東幼稚園は多少、風が弱まったこともあって休園などは行わず、トタンのはがれた工場に近い教室を立ち入り禁止にし、離れた遊戯室に園児を集めて過ごした。