1日からの風水害の影響で4日午前7時半ころ、燕市分水地区の国上地内で土砂崩れがあり、崩れた土砂が道路をふさいで通行止めになった。
現場は西條商店から国上山へ入った国上集落センターそば。道路わきの壁のようになった斜面が高さ3メートルあたりから幅数メートルにわたって崩れた。
道路は車1台分の幅で、土砂は道路をはさんで向かいの家まで1メートルほどのところまで達したが、住宅や人に被害はなかった。現場では土砂の撤去作業が行われており、今日中にも開通できそうだ。
三条で観測された雨量は、1日の24.5ミリから2日40.0ミリ、3日38.5ミリ、4日は午前6時までの1時間に8.5ミリ降ったのを最高に午後1時までに26.0ミリ、1日からの累計で129.0ミリを記録している。
県は土壌雨量が一定量を超えると新潟地方気象台とともに土砂災害警戒情報を土砂災害警戒情報の発表を検討する。ことし7月には台風による大雨で土砂災害警戒情報が出された燕市分水地区7自治会に燕市は初めての避難勧告を発令している。
4日に土砂災害が発生した場所も先の7自治会に含まれている。今回は土砂災害の注意情報が発表されていたが、まだ警戒情報が発表されない段階での土砂災害の発生。降り続く雨で地盤が緩んでおり、警戒情報が発表されていないからと油断はできない。