ラーメンで八木ヶ鼻を作ってみた的な、その名も「八木ヶ鼻ラーメン」誕生 (2014.12.4)

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自然あふれる三条市の下田郷、いちばんの名勝地といえば、八木ヶ鼻。そのダイナミックな姿をラーメンで表現したその名も「八木ヶ鼻ラーメン」が三条市内のラーメン店にお目見えした。

麺屋しまで新発売の「八木ヶ鼻ラーメン」、経営者の島崎さん夫婦
麺屋しまで新発売の「八木ヶ鼻ラーメン」、経営者の島崎さん夫婦

このラーメンを開発したのは、「麺屋しま」(島崎和也代表・三条市興野2)。ベースにしたラーメンは同店の顔と言える「背脂味噌ラーメン」。ニンニクも使った2種類のみそを使ったオリジナルブレンドのスープに太めんを合わせる。

そこにトッピングで八木ヶ鼻を表現した。八木ヶ鼻の高さ200メートルを超す垂直に切り立った石英粗面岩の壁を演じるのモヤシだ。器の半分だけにモヤシをてんこ盛り。盛ったモヤシの断面も垂直になっているが、ふつうなら崩れてしまうところ。これを立たせる技は企業秘密と言う。

左の山盛りのモヤシの上にチャーシューが載った部分が八木ヶ鼻、右の岩ノリが五十嵐川、メンマがいかだ、ナルトが温泉マーク代わり
左の山盛りのモヤシの上にチャーシューが載った部分が八木ヶ鼻、右の岩ノリが五十嵐川、メンマがいかだ、ナルトが温泉マーク代わり

モヤシの上にはチャーシューメンと同じ数の8枚のチャーシューをかぶせる。そして器のもう半分には岩ノリを敷き、これが八木ヶ鼻の下を流れる五十嵐川。さらにその上に載せるメンマは川を流れるいかだを表現し、ナルトは近くに温泉があることから切り口の渦模様を地図の温泉マークに見立てた豪快盛りの一杯だ。1,200円。

同店は一昨年、リトルタウン内にオープンした。三条市に住む島崎和也さん(28)が経営し、妻の聖羅さん(25)も店を手伝う。ふたりとも燕市出身で結婚して三条市に移り住み、最近になって初めて八木ヶ鼻を見に行った。

「インパクトがすごくて、圧倒された」と和也さん。聖羅さんも「川もすごくきれいで、近くにこんないい所があったなんて」と、ふたりともその美しい景色に魅了された。トッピングの全部載せを売り物にしている店は良くあるが、和也さんはラーメンで八木ヶ鼻を表現しようと思いついた。

下田の奇勝、八木ヶ鼻(※市長とこの記事は何も関係がありません)
下田の奇勝、八木ヶ鼻(※市長とこの記事は何も関係がありません)

3日に販売開始したところすでに何人かが注文してくれ、かなりの量にもかかわらずみんな完食してくれたと言う。同店は北陸自動車道の三条燕インターチェンジから八木ヶ鼻へ向かう道中にあり、「下田観光の行き帰りの途中に立ち寄ってほしい」と和也さんは来店を待っている。月曜定休、昼は午前11時半から午後2時まで、夜は平日は午後6時から11時半まで、土曜は午後5時半から午前0時半まで営業。問い合わせは同店(電話:0256-34-5980)へ。

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