民主・元外相玄葉光一郎氏「新潟にふさわしい“ニイガタノミクス”が必要」 (2014.12.6)

衆院選候補者の応援で元外務相で民主党の前衆院議員、玄葉光一郎氏が、6日午後3時過ぎから三条市内で街頭演説を行い、「わたしたちが近い将来、必ず政権を取る。そのときのわたしたちの貴重な閣僚候補」と応援を求めた。

小雪が舞い、午後3時で三条の気温1.3度の厳しい寒さなのなか、玄葉氏は集まった数十人の支持者や国道289号を行き交う車のドライバーに向けて演説した。

玄葉氏は安倍首相の言うアベノミクスではなく、「新潟には新潟にふさわしい“ニイガタノミクス”が必要」で、中小企業は円安で困っている会社の方が多く、民主党政権はコメ60kg当たり1万5,000円を保証したが、米価の急落に対して安倍首相は無利子融資しかやっていないと批判した。

一部の人たちが大金持ちになるよりも多くの人がそこそこ豊かになり、幸福感を感じる社会の方がいいとし、株価が上がってるのは金融緩和で金を刷っているからで、米国の金融緩和はGDPの3割なのに対し日本は7割にのぼると指摘。円が安くなるのは当然で、持ってる金の価値がどんどんなくなり、海外資本による国内企業の買収も簡単になると危惧し、「地域は地域に合った地方を大事にする政治をもう1回、民主党と一緒に手を携えてやっていこう」と呼びかけた。

自民党圧勝の報道があるが、「万が一、そうなっても絶対にあきらめない」、「二番底に落ちても、奈落の底に落ちても必ずはい上がって再起する」とし、政権をとったら今度は3年3カ月では終わらせず、「安定した政権運営をして地方を大事にした政治をする」と約束した。