インフルエンザの集団発生で8日、三条市内の森町小学校が学年閉鎖、下田中学校が学級閉鎖と、下田地区の2校が措置を決めた。三条市内小中学校の今冬の措置はこれが初めて。昨冬の初めての措置は1月21日で、それより1カ月半近くも早い措置となった。
森町小は4年生13人のうち、インフルエンザの症状で6人が欠席、登校罹患(りかん)者1人で、9日から12日まで学年閉鎖とした。8日は通常通り5限まで授業を行った。
下田中は2年2組27人のうち10人が欠席、登校罹患者11人で、9日から11日まで学級閉鎖とした。8日は6限後放課。
国立感染症研究所は5日、昨年より3週間早くインフルエンザが全国的な流行期に入ったと発表した。現在、検出されているウイルスはA香港型がほとんどを占めている。
三条市内では、三条地区と栄地区の小中学校からはインフルエンザの報告はない。下田地区ではほかに長沢小と笹岡小で報告がある。