民主党元代表の前原誠司氏「一強多弱は日本の政治にとって良くない」、GDP速報値の下方修正にも言及 (2014.12.8)

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衆院選候補者の応援で民主党元代表の前原誠司氏が8日午後1時から燕市・イオン県央店前で街頭演説を行った。前原氏が燕三条地域に入ったのは、地元候補者の総決起大会の応援に訪れて以来1週間ぶり。

イオン県央店前で演説する前原氏
イオン県央店前で演説する前原氏

前原氏は、今回の総選挙は「自民党が300議席以上、単独で取るという勢い」との見通しにふれた。その理由は投票率が低いと予想されることで、総選挙に納得していない人は選挙に行かず、白紙委任になり、結果として自民党に利することから、周囲の人へも投票を呼びかけるよう求めた。

「一強多弱は日本の政治にとって良くない。われわれ民主党が力をもたせていただいて、緊張感のある政治状況をつくる」。安倍首相は自身の政策が間違っていることに気付いたから解散したのかもしれない。大企業、金を持っている人がもうかれば末端に回ってくるという安倍首相のシャンパンタワー政策はうまくいっていないとした。

支持者と握手して応援を求める
支持者と握手して応援を求める

この日、内閣府が発表した7〜9月の国内総生産(GDP)の二次速報は、前回の速報値-1.6%をさらに下方修正して-1.9%となり、1月から3月の消費税増税前の駆け込み需要を除いてずっと下がり続けている。

内需が伸びない。シャンパンの上の人がどんどんため込んでいる。格差がどんどん広がり、国力が落ちているのが数字にあらわれている。安倍首相は総選挙後に法人税減税をやると言っており、赤字の企業に対しても外形標準課税で法人税減税の穴埋めをしようとしていることなどを話し、「危機感をもって安倍さんの暴走を止めようではありませんか」と訴えた。


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