自民党選対委員長で元経産相の茂木敏充氏「新潟県はおしなべて激戦区」、「経済をどうするかという観点から支援を」 (2014.12.9)

自民党選挙対策委員長で第2次安倍内閣の経産相だった茂木敏充氏が9日、燕市内で衆院選候補者の個人演説会で応援演説を行った。

茂木氏は、燕市について鎚起銅器に始まり、洋食器、金属加工、ゴルフクラブ、航空宇宙分野と「さまざまな金属加工のまさに産業の集積地」との認識を示し、地方経済は「完全に良くなったと言えない」が、自民党が経済再生の道筋を示しているのに対し、民主党は「単に批判するだけは無責任じゃないか」と批判した。

景気はどの国でも仕事と給料で、雇用はこの2年間で100万人以上増え、春の賃上げでは15年ぶりに2%を超え、これを続けることで「経済の好循環が生まれてくる」とした。

民主党政権の3年間は内政でも外交でも大切な問題になるほど党内が分裂し、政権が何も決められれない、進められない「混乱の時代に戻るのか、日本を前に進める方向へもっていくのかが今回の選挙」、「政治が安定しないと経済の状況も悪化する」、安定した政権は自公政権だけと訴えた。

「新潟県はおしなべて激戦区」とし、とくに1区から4区は与野党どっちの候補が勝ってもおかしくない選挙区で、「経済をどうするかという観点から支援を」と結んだ。

また、地元の要望を聞いたあと、過度な円安に伴う資材などの値上がりのための経済対策を打たなければならない、法人税とサラリーマン減税の組み合わせの提案を検討したい、地方に本社機能を移転するような施策を行いたい、五輪村では使い捨てではないいい食器を使うようにチェックしたいと話した。