衆院選新潟県第4区で菊田真紀子氏(45)=民主・前=は、前回に続いて金子恵美氏(36)=自民・前=に敗れたものの、比例代表北信越ブロックで復活当選を果たした。4期11年間の実績と経験は財産と言い、「これからのわたしにご期待いただきたい」と話した。
菊田氏は午後10時前から、支持者約100人が集まった選対事務所で開票速報を見守った。小選挙区での敗北を受けてのあいさつは、比例代表での当選に可能性をもってのあいさつだった。菊田氏は、笑顔も見せながらの落ち着いた表情で、残念としながらも「すばらしく、ものすごい選挙だった」と、支持者に感謝の気持ちを伝えた。
会場の支持者一人ひとりに握手をして礼を述べていた午後11時20分ころ、比例代表での当選確実が伝えられると、歓声とともに万歳が自然に起こり、一気に湧き上がった。
菊田氏は、まだ夢見心地と言いながらマイクを握った。「私は今回の選挙は、退路を断って政治生命をかけて戦わせていただきました。皆さんが最後まであきらめないで戦ってくださった結果だと思います。先回も僅差で何とか議席を頂きましたけど、今回も多くの方々に菊田真紀子もっとしっかりと頑張れと、白紙委任はさせない安倍政権の暴走を止めるために、本当に困っている苦しんでいる庶民の皆さんの声を届けるのはお前しかいないと。そういうお役をいただいたんだと思っています」。
「今まで以上に私の責任と使命は重く、大きなものであることをかみしめて、これから日々、努力させていただきたいと思います」。「本当にみなさまのおかげで最後の最後に議席をちょうだいいたしました。誇りに思い、財産としてこれからまた頑張っていきたいと思います。本当にありがとうございました」と時々、あふれそうになる涙はこぼさず笑顔で伝えた。
また、民主党県連代表の立場では、「わたし自身がこの議席を守れなかったら、ほかの多くの頑張っている民主党の仲間、苦しくても支えてくださっている皆さんに申し訳が立たないと、何としても自分が先陣を切りたいと言う思いが強くありました」。
さらに「4期11年間の経験、皆さんからいただいたわたしの財産だと思います。とにかく即実行で、この地域のためになることは何でもバリバリ仕事をさせて頂きますし、汗もかきたい。皆さんどうぞこれからの私にご期待いただきたいと思います」と自信にあふれた表情で話した。