三条市のハクチョウの飛来地で知られる下田郷の森町地内では、例年より3週間ほども早くハクチョウが飛来しており、16日も300羽を超すハクチョウが五十嵐川で羽を休めている。
例年12月も半ばになってからハクチョウの数がぐっと増えるが、ことしは11月下旬から早くも飛来ラッシュに。早いハクチョウは10月下旬から飛来したようだ。
ハクチョウは冬の使者。飛来が早かったから12月上旬の早い時期から大雪に見舞われたのではと勘繰りたくもなる。
先週末の大雪が一息ついた16日は、えさを求めて飛び立つハクチョウは少なく、午前中はほとんどのハクチョウが五十嵐川の川面に浮かんで過ごしていた。五十嵐川の河川敷は真綿のように真っ白で見るからに柔らかそうな新雪で覆われ、ハクチョウは水中に首を突っ込んでえさを探したり、「クークー」と競うように大きな声で鳴いたりしている。
河川敷を下りて水際まで行けば、手の届くような距離でハクチョウを見ることができ、寒さは敬遠したい人にも昨年オープンした「白鳥の郷公苑」の建物の中から望遠鏡も使ってハクチョウを観察でき、冬の風物詩をが味わえるお勧めスポットだ。