17日昼、弥彦村矢作地内で発生した水道管の漏水による大規模な断水が発生したが、夜を徹して復旧作業を行い、18日午前3時半に通水を再開し、5時半に完全復旧した。
断水は12の町内に及び、18日午前0時から復旧工事を行う予定だったが、それより早く付近で断水が出始めたため、午後9時からに前倒しして行った。
同時に水が必要な村民に対応するため、弥彦村の1台と燕市から借りた2台の給水車を断水している地区の3カ所に配置した。
さらに朝までに復旧するとは限らなかったため、朝のために必要な最低限の水を提供しようと、コカ・コーライーストジャパン株式会社と株式会社伊藤園から手配してもらったペットボトルの緊急配布飲料を18日午前0時から断水している地区の各家の前に届けた。
伊藤園とは弥彦村は、2013年12月1日に災害時における飲料水の提供に関する協定書を交わしていることから、応援を要請した。この協定による応援は今回が初めて。村のホームページで燕市と両社に感謝する言葉を掲載している。
また、村では10月1日に配信を開始したばかりの防災情報メールで、今回の断水の状況や対応を速やかに配信したことから、すでに配信登録している市民からとても助かったという声も聞かれ、さっそく有効に機能した。防災情報メールの登録は、「yahiko1-ent@pwa.e-msg.jp」あてへ、件名は空欄、本文に登録する名前を入力して送信する。
同時に広報車や区長を通じたちらしの配布による断水の周知も行った。