21日夕方、燕市内で80歳代の男性が運転する車が同じく80歳代の男性の歩行者にぶつかり、歩行者が死亡する事故があった。
燕署の調べでは、21日午後5時50分ころ、燕市小高地内の市道上で、燕市南5、無職捧冨士雄さん(86)運転の軽自動車が歩いていた同市日之出町、無職鈴木吉男さん(83)にぶつかった。鈴木さんは三条市内の病院に運ばれたが午後7時10分、全身を強く打ったことによる外傷性大動脈解離で死亡が確認された。
現場はファミリーマート燕小高店が角にある交差点。捧さんは市街地側から妻が入院している燕労災病院へ向かって進行中で、燕労災病院まであと約500メートルのところだった。捧げさんは、考えごとをして運転していたため、鈴木さんに気付かず、ぶつかって初めて気付いたと話しているという。
そのため、鈴木さんがどの方向へ向かっていたかはわかっていない。鈴木さんは、郵便物をポストに投かんしに行くと家を出たというが、現場そばのファミリーマート燕小高店にはポストはない。
19日には県下一斉歳末特別警戒が行われ、燕署でも交通検問を行ったばかりの交通死亡事故の発生となった。