1年で最も昼が短い「冬至」の22日は、ゆず湯に入ると風邪予防や病気知らずになるともいわれている。三条市の日帰り温泉施設「しらさぎ荘」でも冬至の日の恒例となった「ゆず湯」のサービスを行っている。
二十四節季のひとつの「冬至」は、1年で最も昼が短く、本格的な寒さの始まるころ。昔からこの日、ゆず湯に入ると1年間風邪をひかないともいわれ、銭湯などでもゆず湯にするところが多い。
平成19年12月のオープンから7周年を迎えたしらさぎ荘でも毎年、ゆず湯を行っており、ことしも男湯と女湯それぞれに1回50個余りのユズを布製の袋に入れて、浴槽に浮かべている。ユズの香りがなくなってきたら新しいユズに入れ替えることにしており、1日で計200個余り浮かべる。
同施設の開館時間の午前9時の積雪は21センチ(三条市消防本部南分遣所観測)。小雪が降るなか、10人以上が開館と同時に来館し、ユズの香りが漂う一番風呂を楽しんでいた。
しらさぎ荘の開館時間は、午前9時から午後9時まで。同施設のお湯は昔、シラサギがけがをした足を浸して元気に飛びだったのを見た村人たちが、自分たちもその温泉に入り始めたのが始まりとされている。ゆず湯は22日のみのサービスだが、2014年もあと10日、温泉に入ってことしの疲れをいやすのもおすすめ。年内は30日まで、新年は2日より営業する。