燕市内のボランティア団体でつくる燕ボランティア連絡協議会(竹野千恵子会長)は22日、燕市社会福祉協議会(青柳芳郎会長)に今回が最後となる歳末たすけあいチャリティーバザーの収益金28万円余りを寄付した。
22日、燕市老人集会センターでのし袋に包んだ収益金竹野会長から青柳会長に手渡した。7日に同センターで第19回歳末たすけあいチャリティーバザーを開き、50万1,292円の売り上げから経費を除いた28万6,068円を寄付した。
燕ボランティア連絡協議会は毎年、年末に市内企業や市民から寄付を受けた遊休品の販売や飲食、野菜の販売などを行い、寄付している。
来年は20回の節目となるはずだったが、新潟県ボランティア連絡協議会が今年度で解散することになり、それに伴って燕ボランティア連絡協議会も今年度で解散の方向で準備を進めているため、来年の歳末たすけあいチャリティーバザーは開けないことになった。
この事業を支えてきた立役者が竹野会長。毎年、自身で各企業を直接、訪問して寄付品の受け取りに出向いている。竹野会長はは84歳と高齢。来年は20回の節目、累計500万円を目標に頑張ってきたが、累計では今回で496万7,565円とあと3万円ちょっと足りず、願いはかなわなかった。
竹野会長はとくに常々、工業団地にある企業から多くの商品の寄付を受けていることに感謝しており、「団地があったおかげで、感謝申し上げる」、「たくさんの寄付をいただいた」、「長い間ありがとうございました」と目を潤ませて話した。
青柳会長は「竹野会長をはじめボランティアの皆さんの顔と足でかせいでいただいた」、「燕がものづくりの町だからできた活動で、今まで頑張って続けていただき、本当にありがたい」とこちらも感謝の声ばかりだった。