官公庁仕事納めの26日、三条市では国定勇人市長が職員に向けて年末のあいさつを行い、平成26年を締めくくった。
国定市長は三条庁舎、栄庁舎、下田庁舎、消防本部の4カ所に出向いて行った。三条庁舎では午前9時から大会議室で行い、部課長をはじめ職員約120人を前にあいさつした。
国定市長は、「ことしも市政の発展のために、身を粉にして、その身をささげていただいたことに心から感謝を申しあげたいと思います」と1年を振り返った。
とくにことしは総合計画の策定という重いミッションを抱え、数多くの職員が今後8年の三条のビジョンづくりに参画をしたとし、「なかなか苦難の道の連続でしたが、こうした検討の過程こそが、皆さんとわたしと、わたしたちと市民の皆さんとをつないでいく大切なプロセスになったと思っています」。
「20年、30年先を見越したうえでの今後8年間に何をしなければいけないのか、皆さま方と思いをひとつにすることができたと思っている」と、市役所庁舎内ではこの8年はファーストステップとした。
この年末年始が節目となり、具現化に向けた大きな踏み出しを始める段階でもあるとして、「来年からは、また皆さま方に思いきりスピード感をあげて無理難題を重ねるお願いをしていかなければならないので、覚悟を決めていただきながら、年末年始、おおいに羽を広げて過ごしていただきたい」。
また、「毎年、申し上げていることだが、基本的にオン、オフをしっかりととることが大切」。市長自身も休み中は「極力、深く考えることなく、おおいに羽を広げて足を伸ばして年末年始を過ごす予定」とし、「皆さま方も、貴重な時間を家族との大切なひととき、親類の皆様方との久しぶりの再会、かけがいのない友人との語らいに割いていただきたい」。
さらに、「お酒を飲むのは結構ですが、(仕事始めの)1月5日にお会いする時に、二日酔いの連続で絶不調の状態で…、なんかそうなりそうな予感がしておりますけども」と、お互いにそうならないように年末年始を過ごしてほしいと笑いを誘った。
「この1年間、大変お疲れさまでした。皆さま方の仕事の熱心さぶりが、間違いなくこの三条市を一歩も二歩も前進させてくれているんだということを、率直に感謝の言葉として申し上げて、年末のごあいさつとさせていただきます」と締めくくった。
市役所の一般業務は、翌27日から1月4日まで休み。窓口業務は、年内は12月28日と、新年1月4日に日曜時間外窓口サービスだけ営業。また、出生や死亡、婚姻などの届け出は、年末・年始も各庁舎の当直室で受け付ける。