三条市議の藤田博史氏(45)が27日、記者会見して来年4月の統一地方選の三条市選挙区に民主党公認で立候補すると表明。同選挙区の2議席を自民党が独占していることから「独占状態を解消するために立候補するのが第一」と立候補の理由を話した。
新潟市・新潟東映ホテルで開かれた民主党県連の常任幹事会に続いて記者会見した。県連幹事長の内山五郎県議も同席し、常任幹事会で藤田氏を県議選三条市選挙区の公認候補に決めたと報告した。
藤田氏は立候補の理由について、三条市選挙区2議席を自民党が独占している状態はバランスに欠け、国民の幸せは選択肢があってこそと「独占状態を解消するために立候補するのが第一」で、金属産業の集積地である三条市が「新潟、長岡の経済圏とともにひとつのまとまりとなって新潟県をアピールできるよう取り組みたい」とした
地方分権をさらに進め、遅れている三条地域の社会資本整備を進める、柏崎刈羽原発は福島原発の安全が確認されていない状況で再稼働はすべきではないとした。
泉田知事に対する立場については、「これから選挙戦を通しながら有権者がどう考えているか拾いながら熟慮していきたい」とした。
自身のセールスポイントについては、「わたしは三条市の選挙区のなかで三条の経済人として活動してきた。そのような議員が三条市においては求められてると思ってる。民主党議員というより、まず三条市で必要とされているものを県議会でぶつけていくのが、わたしの務めだと思っている」。
市議の辞職については、三条市は来年2月に総合計画を発表し、それについて議会で審議される予定で、「少なくとも向こう8年間の三条市の総合計画を見据えて、一緒に考えることがわたしが負託を受けた意味だと思ってるし、今後の政治活動でも大事な点だと思っており、少なくともそこまでは務めさせていただき、その後、辞職をしたい」との考えを示した。
藤田氏は今春の市議選で再選を果たし、2期目。前回の県議選の三条市選挙区では、民主党から県議を3期務めた故竹山昭二氏が8選挙直前になって立候補をとりやめ、同選挙区の2議席をいずれも自民の佐藤卓之氏と坂田光子氏が独占している。行政書士事務所所長。