ことしもあと5日となった27日、三条市の中央市場で開かれた二・七の定期市には、マツやユズリハ、モチやタコなど年末年始用品を求める買物客でにぎわった。
出店はふだんより20件近く多い84件。しめ縄やマツ、モチやキナコなどの臨時出店をはじめ、アズキ、黒豆、ギンナン、クワイ、サトイモ、ゴボウ、タコや新巻サケ、カズノコ、ホタテの貝柱、コンブなど正月用品や年越しの食材が並んだ。
ピークの午前9時は1.0度と冷え込み、晴れが広がったが、手がかじかむ寒さ。土曜休みや正月休みの人も多いせいか夫婦連れや子ども連れも目立った。
市場関係者によると、12月は降雪や積雪の影響で2日や17日は10件前後しか出店のない日もあったというが、この日は、切れ目なく訪れる買物客と威勢のいい店主らの声で、市場は活気にあふれた。
五・十の定期市が開かれる四日町市場は30日がピークになる。また、大晦日の31日は午前6時ころから同中央市場で恒例の歳末臨時市「歳の市」が開かれ、例年、刺身や花などを中心に15件ほどが出店し2014年を締めくくる。
新年初市は、中央市場は1月7日。四日町市場は昨年まで5日だったが、出店者が少ないことから開催をやめ、新年は10日からのスタートに変更した。