官庁仕事始めの5日、鈴木力燕市長は午前8時25分から市役所つばめホールで職員約200人を前に年頭の訓示を行った。鈴木市長は第2次安倍内閣が掲げる地方創生の風をしっかりつかまえることが重要で、合併から10年で交付税の特別措置が終わることから、最小限のコストで最大限の成果を求め、職員を鼓舞した。
鈴木市長は「皆さん、新年明けましておめでとうございます」と始めた。年末の訓示でも話した昨年からの人口増の取り組みが順調な滑り出しができたことにふれ、「ひとえに職員の皆さま方の奮闘、努力のたまもの」と感謝し、ことしはその取り組みをさらに充実させ、引き続き日本一輝いているまち燕の実現に向けて取り組むとした。
それには「今の安倍政権が取り組む地方創生という風をしっかりつかまえることが重要」で、「われわれのアイデアと実行力が問われてくる」。「燕市を消滅させてはいけない、未来の子どもたちにしっかり引き継いで行くんだ、こういう強い意志と熱い情熱をもってこの課題に取り組もう」と求めた。
燕市の合併10周年の年に当たり、「ひとつの区切りをつけるとともに次の10年に向かって準備を始めなければならない」。合併10年は合併に伴う交付税の特例措置の終わりも意味し、「最小限のコストで最大限の成果を上げる」組織への変革と職員の主体的な行動を求めた。
また、ことしのえとのヒツジは“未”と書き、“未来”という字はヒツジが来るということを発見したと言い、ヒツジのように難しい課題もこつこつと地道に取り組めば必ず輝かしい未来が来るので、ひつじ年の平成27年は「燕市にとって新たな未来をもたらす、そんな記念すべき年にしようじゃありませんか」と呼びかけた。
ヒツジは群れで行動するため、家族の安泰と世界の平和をもたらすとも言われ、「ことし1年が職員とその家族にとって穏やかで幸多い年となり、ヒツジの群れように職員一丸となって日本一輝くまち燕市の実現に向かって歩みを進めることを祈念」し、「ことしも1年、どうぞよろしくお願いします」と締めくくった。
また、燕市のホームページでも元日1日に鈴木市長の「新年のごあいさつ」を掲載している。