三条市などは11日午前、三条市消防出初式を開き、消防車両の市中パレードや出初式では初の五十嵐川河川敷での一斉放水などを行う。
昔ながらの出初め式の恒例行事にあわせて管内の無災害を祈り、消防職員の士気高揚と住民の火災予防試走の理解と協力を深めようと消防職員や消防団員が参加して毎年行っている。
ことしも午前9時半から消防車両36台による市中パレードで始まり、9時45分から五十嵐川の昭栄大橋上流側で消防団員による一斉放水、10時20分から消防本部で式典と消防車両見学を行い、10時50分に終わる。
パレードは、9時半に三条市厚生福祉会館前で、統監の三条市長らの観閲を受けてスタート。三条郵便局交差点を左折して第1産業道路を大崎方向に進み、東三条駅方向に右折し、駅前から東三条商店街、一ノ木戸商店街、中央商店街を進み、本町6丁目交差点を右折して消防本部に帰署する。
一斉放水は五十嵐川河川敷で行い、消防団員約100人が参加して、一ノ木戸商店街から五十嵐川に上がった昭栄大橋上流の右岸側から対岸に向けて44本の水柱をあげる。例年、同本部の訓練場で消防職員による高層物総合訓練を行っていたが、ことしは訓練棟の建て替えで使えないため、初めて会場を移した。同時に消防団員も参加する一斉放水に変更したため、これまで以上に規模の大きな一斉放水となる。
毎年、沿道でのパレード見学のほか、同本部で訓練を見学する市民も多いが、今回は同本部では車両見学のみで訓練は行わないので、五十嵐川河川敷での一斉放水の見学を案内している。