1月10日の「110番の日」を前に、三条署は9日、FMPORTナビゲーターの「あるみお姉さん」こと三条市の小山紗季さん(23)を一日署長に任命し、JR燕三条駅などで110番の日の広報を行った。
午後1時半から三条署で任命式を行い、30人余りの署員が出席。女性警察官の制服を着た小山さんに、山崎和幸副署長が任命書を手渡すとともに「一日警察署長」のたすきをかけた。
小山さんのキャラクターは、三条市内の企業が製造する製品の萌えキャラ「あるみたん。」から生まれただけに、制服姿もコスプレ風に映る。
一日署長となった小山さんは、署員を前にさっそくあいさつした。小学生のころに3万円を拾って母と三条署を訪れたことをはじめ、ストーカー的な被害や隣家に空き巣が入ったときなど、三条署には世話になっているとエピソードを話し、その対応に感謝の気持ちを伝えた。
さらに、空き巣事件では施錠していなかったということもあり、田舎だからと過信してはいけないと思ったと言い、ラジオ番組のパーソナリティという立場からも日ごろからの鍵かけの大切さなどを伝えていきたいと話した。
その後、午後2時過ぎから燕三条駅に移り、「1月10日は110番の日」と書いたのぼりを持った警察官とともに「110番通報のしくみ」などを書いたちらしを乗降客に手渡しながら、正しい110番通報などを広報した。笑顔でちらしを手渡す小山さんに、足早の乗降客も笑顔がこぼれていた。
配布したちらしでは、110番については、「事件・事故など警察官にすぐに来てほしい場合に利用する」、「通報したときは、警察官の質問に落ち着いて答える」。また、緊急性のない問い合わせや相談などは、三条警察署または、けいさつ相談室「♯9110」へと呼びかけている。