新潟市岩室観光施設「いわむろや」は18日、同施設で昨年に続いて「冬のにしかんうんめもん祭り」を開いた。同施設にとって冬はどちらかといえばオフシーズンだが、5種類の鍋や地元の食の特産品の販売、試食といったイベントを行い、大勢の客でにぎわった。
昨年、テレビ局とのタイアップで開き、好評だったことから、ことしは同施設単独だが、昨年の2日間から1日に短縮して継続して開いた。新潟市と合併する前の地元の旧岩室村や旧巻町を含む“西蒲原郡(にしかんばらぐん)”の食を集めたイベントだ。
メーンは「冬のあったか鍋合戦」。博多風越後もち豚のもつ鍋、農家特製キムチチゲ鍋、荒波の間瀬・日本海鍋、羽黒山ちゃんこ鍋、潟東かもん野鴨汁の5種類を販売した。食べ比べられるように小さな器で各1杯100円、各150食限定で販売した。
昼食の時間にあわせて訪れる人が多く、ピーク時には座る場所がなくなるほどのにぎわいに。ほかにも「ふるさとの味フェア」として、地元の「煮菜・大根の煮こじらかし」、「やひこ太郎」、「からし巻」などを販売。また、笹団子、温泉まんじゅうをつくる体験教室もあり、前夜は道路が凍結する厳しい冷え込みだったが、来館した人は冬の寒さを忘れてゆっくりと過ごしていた。