旧南小校舎で4月オープンの「三条ものづくり学校」、入居者と職員を募集 (2015.1.18)

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昨年3月で閉校した三条市立南小学校を利用して4月に「三条ものづくり学校」がオープンするのに伴い、その指定管理者となる株式会社ものづくり学校(高山勝樹代表取締役・東京都千代田区一番町)では、入居者と職員を募集している。

 入居者と職員を募集している「三条ものづくり学校」の仮ホームページ
入居者と職員を募集している「三条ものづくり学校」の仮ホームページ

入居は、教室丸ごとの約66平方メートルが4部屋あって賃料は月額5万8000円。それを半分に仕切った約33平方メートルが6部屋あり同じく2万9000円。さらに机貸しのコワーキングスペースが10ブースで同じく5,800円の3種類ある。

職員は、社会人経験10年以上で管理職経験のある事務局長1人(給与20万円〜)と社会人経験5年以上の事務局スタッフ(同15万円〜)2人を募集。事務局長の入社時期は2月で、東京で1カ月ていどの研修を予定している。事務局スタッフの入社は3月。首都圏でUターンやIターンのきっかけを探している人も待っている、

同社は、廃校になった東京・旧池尻中学校舎を世田谷区から借りて生まれた「世田谷ものづくり学校」を運営してことしで11年目。さまざまな分野で活躍するクリエイターに仕事場として開放し、創業者支援、専用オフィスの提供、育成サポートなどを行うとともに、カフェやギャラリーを併設し、ものづくりのワークショップやセミナーも開いている。

改装中の南小学校の教室
改装中の南小学校の教室

2013年にオープンした島根県・隠岐の島町の「隠岐の島ものづくり学校」も運営しており、三条ものづくり学校はそれに続いて同社が取り組む3校目のものづくり学校となる。

世田谷ものづくり学校では、デザイン系のクリエーターの利用が多いが、三条ものづくり学校では、産業に特化して雇用も生み出すような事業の形態を考えている。三条のものづくりを見える化し、後世に伝え、発展させていけるものにする。そのために巨大消費地である首都圏とのつながりで首都圏の事業所や消費者とつながる可能性もあり、相乗効果をねらう。

ものづくり学校ないでのコラボレーションを生み出す交流や年数回のイベントで一般の人からものづくり学校に足を運んでもらうといった取り組みも検討している。入居、職員の募集に関する詳細は同社の仮ホームページにある。

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