任期満了に伴う弥彦村長選が告示された20日、4選を目指して立候補した現職の大谷良孝氏(58)は、弥彦神社で必勝祈願と出陣式に続く、第一声で5日間の舌戦をスタートした。
20日午前9時から弥彦神社で必勝祈願、続いて社務所内で出陣式を行った。150人余りの支援者を前に鈴木孝後援会長、来賓の細田健一衆議院議員、鈴木力燕市長、桜井甚一県議、高倉栄県議、田辺新県議があいさつした。
大谷候補はそれぞれの激励の言葉を唇をかみしめるようにして聴き、自身のあいさつでは、「身に余る激励のあいさつに感激している」と目を潤ませた。「これから5日間、死にもの狂いで、わたしの政策を住民の皆さま方にお伝えをし、ご理解をしていただき、支援の輪を広げていただいて、勝利の2文字を勝ち取っていきたい」と力を込めた。
さらに、「なんといっても弥彦村は人財育成の村です。また、観光と農業の村でもあります。私はこういったひとつひとつの弥彦村の課題を政策として訴えていきます」、「引き続き4期目のかじ取りができますように」と求め、支援を呼びかけた。
弥彦神社の一の鳥居前で行なった第一声では、3期12年、村長として弥彦村のかじ取りした実績を話した。合併せず独立の道を選び、小さいけれどもきらりと光る村として存在し、村民の力添えの結果と振り返り、「12年の長きにわたった行政運営によって、これほど住民の皆さんのご支援を感じたことはございません」と村長になってから初めての選挙を実感。
「引き続き4期目も私の手で弥彦村のかじ取りをさせていただいてさらに輝ける村、日本一輝ける村、弥彦として発展させていただきたい」。
大谷候補は、「なんといっても弥彦は、人材づくりの村。私は子育て支援を中心とした政策をずっと続けてきました」。「弥彦村にしかできない、弥彦村だからできる政策を推し進めてきた。その一つは自前の教師を小学校4名、中学校4名を採用し、子どもたちの学力の向上に努めてきたおとして、これからも一村校の有利さをいかし、教育の充実を図っていきたい」。
さらに、「健康と癒しの郷、健康と癒しの村弥彦の実現のために、旧グランドホテル跡地を中心とした弥彦公園との一体的整備、名付けて平成の湯治場構想」と紹介し、「ぜひ、私の手で実現をさせていただきたい」。「源泉を使った健康増進施設。日本にまだ例がございません。これができれば、これまでの通過型観光地から、滞在型の観光地へ生まれ変わることがでます」と言い切った。
安倍内閣は先の総選挙で打ち出した地方創生の政策と湯治場構想がまったくぴったり。昨年のうちに内閣府に資料を提出しているとし、「地方創生事業の第1号として認定をしてしていただきたいと言う強い思いで推し進めていきたい」、さらに、弥彦は農業の村として、農業振興にも努めると話した。
大谷候補は、「これからの5日間、私の政策を住民にお伝えし、ご理解いただいて。私が今後も私が弥彦村のかじ取りができますようにお願いしたい」と最後の最後までと支援を求め、街宣車に乗りこんで出発した。