しかけ絵本の蔵書日本一を目指す三条市の図書館栄分館は、さまざまな支援もあって目標の1,000冊を達成することなどから、2月1日午前9時半から栄分館で「やった!?しかけ絵本WOありがとう」を開き、寄せられた支援への感謝と結果報告、おはなし会などを行う。
お披露目会では、クラウドファンディングのお礼として10万円以上を寄付した人に国定勇人市長から感謝状を贈呈し、くす玉割りを行ってオープン。先に公募して54件の応募があった栄分館の愛称の発表、さらに「めざせ!しかけ絵本日本一プロジェクト実行委員会」(六原佳子委員長・委員9人)による読み聞かせ「新しいしかけ絵本deおはなし会」も行う。
子育て拠点施設「すまいるランド」に併設した栄分館では、子どもが利用しやすく、子育て世代にやさしい図書館にしようと活動し、同プロジェクトもその一環。
午前9時から正午まで「キッズタイム」を実施しており、子どもたちに読み聞かせをしたり、小さな子どもたちが多少声を出しても大丈夫という時間を設けており、同イベントもその時間帯での開催だ。
しかけ絵本の蔵書は、昨年8月の活動当初は132冊で、11月まで資金集めのため実施したクラウドファンディングや三条ロータリークラブの20万円、栄ライオンズクラブの10万円などで100万円を超す寄付が寄せられたほか、市民などから現物の寄付もあった。おかげで目標とした1,000冊を超えるしかけ絵本をそろえられるようになった。
実際の冊数については、現在、図書館は蔵書点検中で休館し、機械が停止していて確認できないことや、発注はしたけれど品切れしている本もあることからイベント当日の発表。1日からさっそく新しいしかけ絵本の貸出もできるようになる。