燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」で24日、クッキー型づくりのワークショップが行われ、参加者は自由な形のクッキーの抜き型を作り、さっそく試し焼きをして大満足だった。
燕三条地場産業振興センター燕三条ブランド推進室は毎月、燕三条Wingで体験教室を開いており、今回のテーマはクッキーの抜き型作り。講師は溶接業藤家貴之さん(35)。一昨年からクッキー型製作の講師を始め、ネットでオーダーメードクッキー型の注文を受け付ける「FUJI-HOUSE」を開設している。
午前と午後2回行い、燕三条地域はもちろん、新潟市や長岡市、見附市などから2回合わせて19人が参加した。午前の回は親子での参加もあり、女性ばかり11人が参加した。幅約2センチのステンレスの板をペンチで曲げたり、乾電池を利用して円弧を作ったり。最初に練習でハート形を作ってから、それぞれが用意してきた燕市にちなでツバメ、弥彦のキャラクターの「もち-うさぎ」、パレットなど好きなデザインで作った。加工が難しいところはは藤家さんも手伝い、最後に型の端を藤家さんがスポット溶接してできあがりだ。
女性が日常生活でペンチなどの工具を持つことはめったになく、ペンチの扱いにも四苦八苦しながらも、懐かしい子どものころの工作も思い出し、「おもしろーい!」を連発。熱中して作業し、完成したらさっそく電子レンジでクッキーを試し焼きし、「うれしい!」と子どものように喜んでいた。
大学美術部の後輩に誘われて参加した会社員早川まどかさん(25)=新潟市南区=は、ネコのクッキー型を作った。「ふだんは工具を使わないので、難しくて、そこがおもしろかった。思ったよりちゃんとネコになりました」と喜んでいた。