ことしで3回目になる燕三条地域の工場を開放してものづくりを体感してもらう「燕三条 工場の祭典」の参加企業の募集が30日、始まった。
ことしは10月1日から4日までの4日間の開催。募集の対象は三条市内と燕市内の工場などで見学、体験を行う法人と個人で、見学、体験、販売などを行う。見学は「フリー」と「時間制」から選択、体験は「フリー」、「時間制」、「予約制」から選択できる。
参加費は従業員20人以下の事業所は1万円、21人以上の事業所は2万円。参加費はガイドブック作成費や装飾費などに充てる。
参加すると、イベントガイドブックに参加工場の画像と企業説明など記載され、全国の新聞、雑誌、ウェブなど、昨年実績で100件以上に紹介されるなど、事業所のPR効果などが期待できる。申し込みの締め切りは2月27日。
一昨年は54拠点、昨年は59拠点を開放。産業観光や産業振興、まちづくりなどの視点で全国から注目を集め、昨年は全国から1万2,000人が工場を訪れるとともに、取り組みがグッドデザイン賞を受けている。
昨年まで参加申し込みは三条市がとりまとめていたが、ことしは燕三条地場産業振興センターでの受け付けに一本化した。ことしのコンセプトは「燕三条は、工場で、人を繋げる」。昨年初めて行った工場をめぐるツアーが好評だったことから、ことしはさらに拡充する方針だ。
参加を検討している事業所などを対象に、2月9日午後7時から同センターで募集説明会を開く。募集説明会を含め申し込みや問い合わせは同センター産業振興部起業支援課(電話:0256-35-5395、ファクシミリ:0256-32-0477、電子メール:kouba-fes@tsjiba.or.jp)へ。