燕市で31日、未婚者を良縁へつなくキューピッド役として活動する、縁結び世話人サークル「結婚応援団 燕縁(えんえん)の会」が発足。残り2カ月だが、さっそく今年度の事業計画などを決めた。
午後1時半から燕市中央公民館で設立総会を開いた。燕縁会の委員は、趣旨に賛同した燕市に在住、在勤の10人で構成。うち6人までが燕市社会教育委員で、会長に社会教育委員の加藤一夫さん、副会長に高井英子さん、ほかに幹事、事務局長を決め、利用会員規約と平成26年度事業計画と予算(収支とも8万2,000円)を決めた。事業計画では、2月、3月とも婚活パーティー、情報交換会、お見合いのセッティングなどを行う。
燕市は昨年、縁結び世話人サークルを立ち上げようと9、10月と2回の縁結び研修会を開いており、それが燕縁の会へつながった。加藤会長はあいさつで、若い人の半分しか結婚せず、結婚は自由意志だが、結婚したくてもできない人のために応援団が手を貸し「この会が利用者にとって安心して参加できる会になればいい」と願った。
来賓の金子彰男燕市教育次長は「どこまで行政が積極的に対応できるか」がポイントとし、未婚者の約9割が結婚したいと思いながら出会いが少ないなどの理由で結婚していないが、結婚すると40年前は1夫婦平均2.2人の子どもを生み、2012年でも平均1.96人の子どもを生んでいることに「非常に驚いた」と言い、結婚が少子高齢化や人口減少を食い止めることに期待した。
活動の要である婚活パーティーは、一昨年12月から民間のイベントプロデュース「結愛(ゆあ)」として毎月、燕市粟生津公民館で婚活イベントを行っている新田安江さん(43)が事務局長の立場で企画、運営し、これまで「結愛」の婚活パーティーを「燕縁の会」に移行する形で行う。
新田さんは新潟市の同様の事業を行っている会社でアルバイトをした後、独立。これまで2年間に男性142人、女性120人が参加して46組のカップルが成立。うち3組が結婚、3組が同棲、1組が成婚準備、10組が付き合ってる。
参加する男性について新田さんは「おとなしい、自分からしゃべらない人が多い」と言い、男性には「流れをつかみながら自分をアピールしていくことが大切。冗談をまじえてリラックスして話してもらえれば」とアドバイスしている。
第1回の婚活パーティーは2月21日午後2時から4時まで粟生津公民館で開き、対象は男性が30歳から39歳まで、女性は30歳以上、定員はそれぞれ10人前後。参加費は男性5,000円、女性1,000円。問い合わせや申し込みは新田さん(電話:090-5994-1629、電子メール:yuuya14@softbank.ne.jp)へ。役員、委員は次の通り。敬称略。