1日夜に放送されたタモリ出演のバラエティー番組「ヨルタモリ」のなかで、タモリが存在しない“燕三条市”を使ったということで、ツイッターがタモリの誤りを指摘してきする投稿が相次いだ。
燕三条市 -永久トイレットペーパーに関するツイート番組はバーにゲストを迎え、タモリが架空の人物を演じる。番組内で劇中劇のようにテレビ番組が流れ、タモリがコントを披露する。1日は「素人さん!ものまね王座決定戦」と題した番組のコントがあり、そのなかでタモリは新潟県“燕三条市”の公園緑地課職員の吉村勇と名乗り、架空の人物の物まねを演じた。
そこで前出のツイッターの投稿につながる。なかには嘲笑したり、さげすむような投稿もあったが、タモリは燕三条市が存在しないことを知っている可能性が高い。タモリといえば芸能界を代表する鉄ヲタだ。燕三条駅の存在は間違いなく知っている。しかも鉄道周辺の情報や雑学に明るいタモリだ。燕三条駅が燕市と三条市の境界にまたがるように建設されたことは、鉄ヲタにはおいしいそうなネタでもあり、タモリが知っていると考える方が自然。“燕三条市”はタモリ風のジョークだと思った。
なんにしろ、タモリの口から思いがけず“燕三条”という言葉が聞けてうれしい。「11PM」で中州産業大学を演じるタモリを初めて見て以来、いっぺんにタモリのファンになり、その後、執着するようになったサブカルの原点でもある。
「笑っていいとも!」や「ミュージックステーション」のタモリに、初期のサブカル臭や6か国語マージャンなどのコントを期待するのはもう無理だと思っていた。「笑っていいとも!」も終わってますます絶望的と思っていたら、「ヨルタモリ」がスタート。まさに、これが見たかったタモリの姿だ。
1日の放送では“燕三条市”以上に感激したのが、寺山修司のものまね。このものまねはきっと二度と見られないだろうと思っていただけに、目がうるんだほど。4月からは大好きな「ブラタモリ」が地方ロケも含めた形で復活する。今となっては「笑っていいとも!」終了に万歳の気分だ。