燕市は4日、「働き女子のための異業種交流研修会」を開き、市役所と市内民間企業9社から30歳代を中心に20歳代から40歳代まで19人ずつ、合わせて38人が参加し、ワークショップを通じて交流した。
開会のあいさつで鈴木力市長は「女性の輝ける社会がますます大事な時代になっている」とし、「燕市は平成27年度に女性が輝くプリジェクトみたいなものを立ち上げたい」と思っており、この研修会はそのプロジェクトの中核をなす事業ととらえている。この日の研修が「勇気、元気がもらえる場として有効に役立てていただければ」と期待した。
講師は前回と同じく長岡市・有限会社MAX・ZEN performance consultantsの代表取締役を務める丸山結香さん。丸山さんはこの研修で「いちばんは仲間をつくってほしい」、違う視点や考えにふれて「違うっていうものをもらう、いいチャンスにしてほしい」と求めた。
テーマは「働き女子の心を軽くする研修会」。男でも女でも人の上に立つことは一緒で、上司には苦労やつらさがある分、達成感もある。「ちょっとしたことを知れば、人の上に立つことは皆さんが思うほどいやなことではない」と丸山さん。ワークショップを通じてリーダーや上司になること、女性の特性や強みを生かマネジメント、理想のリーダーなどについて考えた。
燕市は女性が輝けるまちづくりを推進するため、昨年度初めて同様の研修会を開き、今回が2回目。前回は管理職を対象にしたが、今回はこれからリーダーになる若手、市役所なら主任級を対象に開いた。
研修会を前に主に製造業の市内10の大手事業所に対してヒアリングを行ったところ、どうやって女性を育てたらいいかわからない、モデルとなるような女性がいないといった声が聞かれた。ロールモデルとなるような女性を育てたいと企画した。ヒアリングした事業所から参加者を募集した。
来年度はこれ以外にも市内の企業で頑張っている女性からも講師になってもらって研修の機会を設けたい考えだ。