国定勇人三条市長は10日午前9時から市役所で記者会見を行い、加茂市長への県央医師会応急診療所構成市町村への参加要請や町屋を活用したアトリエ付き滞在施設のオープンなど7項目を発表した。
県央医師会応急診療所構成市町村への参加要請は、平成25年、26年に続いて行ったもの。9日付けで三条、燕、田上、弥彦の4市町村長の連名で小池加茂清彦市長に参加を申し入れた。
加茂市は構成市町村に参加していないが、平成21年度の開設以来、昨年度までの5年間で延べ6,000人を超す加茂市民が利用している。平成25年度の利用は全体で1万7,621人の利用があり、市町村別では三条市1万0,287人、燕市3,843人、加茂市1,301人、田上町453人、弥彦村148人の内訳となっている。
このため、加茂市には構成市町村に参加して、県央医師会応急診療所の建設用地や施設整備費について応分の負担を再々度、要請した。
町屋を活用したアトリエ付き滞在施設は、三条市元町の三条小学校と中央公民館の間にある町屋づくりが特徴の歴史的建造物、旧文房具店をリノベーションして「Craftmen's Inn KAJI」を3月1日にオープンする。アトリエと交流空間のあるクリエイターなどが滞在できる施設で、シェアスペース&ライブラリー「燕三条トライク」を開設する合同会社燕三条スタイル(小山雅由代表社員)が運営する。
1日午前10時からオープニングセレモニー、午後4時から都市再生プロデューサーの清水義次さんを講師にオープン記念講演を行う。また、2月22日に時間は未定だが、プレオープニングイベント「DIYワークショップ」を行い、漆喰塗りワークショップなどを行う。発表項目は次の通り。