ことしで3年目になる「燕三条 工場の祭典」の参加企業の募集説明会が9日、燕三条地場産業振興センターで開かれ、25人が出席、うち11人がこれまで参加したことのない企業からの出席だった。
実行委員会や事務局から昨年の開催のようす、募集要項の説明などを行い、30分ほどで終わった。昨年は燕三条地域の59工場が参加し、1万2,661人の来場があった。
ことしは10月1日から4日までの開催で、ことしのコンセプトは「燕三条は、工場で、人を繋(つな)げる」。実施方法は昨年とほぼ同じだが、昨年初めて行って好評だった見学ツアーをことしはさらに拡充するといった変更もある。
昨年まで様子見していて、ことし初めて参加する三条市内のメーカーは「経営者も地域と一緒になった取り組みに興味があり、社員としてもいろんな人から仕事を見てもらうことで刺激になると思う」と期待していた。
ことしの実行委員長は、日本スポーツGOMI拾い連盟の公式トングを製造する三条市・永塚製作所の専務、能勢直征さん(46)が就いた。同社は2年とも参加したが、能勢さんはこれまで実行委員会にも入っておらず、いきなりの実行委員長への抜擢だ。
能勢さんは「荷が重いが、3回目でホップ、ステップときて、そしてジャンプできるように務めたい」と言う。「事務局というみこしがしっかりしているので、あとはそれに乗るだけ」、「燕三条の企業はもうできあがっていて、夢を形にできるまち。いわば役者がそろっているという状況。工場の祭典はリピーターがかなりいると思うが、新しい発展を期待しているし、そんなコンテンツができればいい」と話した。
参加費は従業員20人以下の事業所が1万円、21人以上が2万円で、申し込み締め切りは2月27日。申し込みや問い合わせは燕三条地場産業振興センター産業振興部企業支援課内の「燕三条 工場の祭典」実行委員会(電話:0256-35-5395、ファクシミリ:0256-32-0447、電子メール:kouba-fes@tsjiba.or.jp)へ。