下田郷魅力発信協議会と三条市は14、15の2日間、三条市中野原、スノーピークHeadquartersのキャンプフィールドとその周辺を会場に「WINTER TRAIL GAMES〜越後雪獅子祭〜」を開き、スノーシューやスノーランの大会をはじめ、ミニスキーやエアボードなど、雪遊びのできる服装なら誰でも参加できる雪を遊びつくすイベントを行っている。
初日14日は、午前11時から国定勇人市長や山井太スノーピーク社長など来賓も参加した開会式でスタートし、雪の中をスノーシューを履いて走る「トレイルランナーズ スノーシューカップ三条大会」を行った。大阪、愛知、神奈川など県外も含む2歳から70歳代の89人が出走。ランナーたちは、森の中など雪に覆われたキャンプフィールドを駆け抜け、気持ちのいい汗を流した。
3キロのショートと6キロのロングの2部門。ショートは小学生以下男子10人、同女子7人、一般男子10人、同女子7人の34人がエントリー。ロングは、一般男子34人、同女子7人、50歳以上男子11人、同女子3人の55人。合わせて89人が参加した。
国定市長のカウントダウンでスタート。スノーシューは雪上歩行具で、いわば現代版のかんじき。柔らかい雪の上も足がもぐらずに歩くことができる。
とはいえ積雪1m以上の雪の上を走るのは、土やアスファルトの上よりもはるかに体力を消耗する。汗を光らせてゴールを目指し、ゴールでは、「疲れた〜」と雪の上に倒れ込む人も少なくなかったが、総合プロデューサーの松永鉱明トレイルランナーズ代表がひとり一人を笑顔とハイタッチで迎え、ランナー全員が笑顔のゴールだった。
最も遠い大阪市から参加した会社員大森忠幸さん(41)は「楽しくて楽しくて疲れているのを忘れるくらいで、途中で足がつってしまった」、同じく大阪市の絵描き沖中泰子さん(40)は「最初は怖かったけど、こつを覚えたら思い切りいけました」、2人ともスノーシューは初挑戦で、「はまりそう」、「またやりたい」と話していた。
また、運営のスタイルは、これまでも何度かスノーピークでレースなどを行っているトレイルランナーズが仕切り、無料が基本の行政のイベントと違って一般は参加費がひとり3,000円かかるが、その代わりにゴール後は軽食がふるまわれ、上位入賞者には協賛企業の賞品が行われるなど、単なるスポーツ大会にとどらまず楽しみがいっぱいでイベント性が高いのも魅力だった。
2日目の15日は、雪の上を運動靴や長靴で走る「トレイルランナーズスノーランカップ三条大会」。ほかにも参加自由で無料の午前10時から午後2時まで「ミニスキー&エアボード&雪ぞり遊び放題パーク」やペダルのない自転車にミニスキーを装備して雪上を走る「ちびっ子ストライダー雪上体験」。午前11時から11時50分まで書学生対象の「ミニスキーロージャンプGAMES」、午後1時から1時40分まで「スノーシュー雪上トレジャーハンティング」、午後1時半から小中学生対象の「ソフトバレーボールDE雪上フットサル」、12時から12時50分までの「エアーボードローギアGAMES」。
午前10時半と午後1時半からの「スノーシュー森の散策ツアー」(参加費500円)、11時から午後1時の「スノーシューカフェ×ランチツアー」(参加費1,500円)も実施。また、昼ころには「MATAGI飯場」としてカレーやスープなどの軽食の販売もある。
会場の駐車場には限りがあり、無料のシャトルバスを下田庁舎から運行しているので、利用を呼びかけている。運行時間は午前8時半から午後3時まで15分おき。