三条中央ライオンズクラブ(外山博会長)と三条ライオンズクラブ(捧孝夫会長)は17日、ことしも両クラブの合同アクトとしてAED(自動体外除細動器)1台を三条市に寄付した。
午前9時過ぎに三条中央ライオンズクラブの外山会長、小林時男幹事、鈴木一市民委員長の3人、三条ライオンズクラブの捧会長と岡田久徳幹事、五十嵐敏江会計、福山匠市民奉仕委員会委員長の4人が市役所を訪れ、両会長から国定勇人市長にAEDを手渡した。
両クラブは毎年、合同で奉仕事業を行っており、過去には昭栄大橋上のベンチの寄付や柔道五輪金メダリスト古賀稔彦さんによる子どもたちへの実技指導会なども行ってきた。
2004年に一般の人でもAEDの使用が認められて公共施設などにも設置が進み始めたことを機に06年からは毎年、AEDを寄付している。今回、寄付したAEDは約40万円。三条鍛冶道場に設置される。
現在、三条市は救急車や消防車への搭載分も含めて市役所や小中学校などの公共施設に計75台のAEDを設置している。今後も未設置の施設に順次、設置していく考えだ。
三条市消防本部によると、これまで一般の人が公共施設内でAEDを使用したことはほとんどなかったが、ことし1月に総合体育館でランニングをしていた人が倒れて意識がなくなり、たまたま居合わせた非番の消防職員がAEDを使って一命を取りとめている。