20日から燕三条地場産業振興センターで修了作品展を開く県立三条テクノスクールは、22日午後2時半から同会場で第3回デザインフォーラムを開き、化粧品メーカー「コーセー」社内デザイナーの石井敢歩(いしいかんぽ)氏を講師に迎え「魅了を生み出す世界観づくり」をテーマに講演を聴く。
石井氏は、1978年スペイン・セビリア生まれ。多摩美術大学卒業後、照明器具メーカーのオーデリック入社、主に店舗向け照明器具デザインを手がける。その後、化粧品メーカーのコーセーに転職、商品パッケージデザインを中心に、近年は3D CADを主体にスタイリングデザインやCGを手がけている。
フォーラムは午後2時半から4時までで、「(株)コーセーにおける商品の世界観づくり、そこから導き出すボトルやパッケージのデザイン。その感性品質向上のため選択される素材や表面処理、また、カラーリングなど、感性に訴えかける商品の誕生秘話」などを聴く。
また、当日はそれに先だって午後1時から2時まで同校の工業デザイン科作品公開プレゼンテーションを同時開催。20日から22日まで同所で開いている「テクノスクール修了作品展」に展示している生徒の作品を選抜して、プレゼンテーションを行う。作品は地元企業への提案デザインが中心になる。
修了作品展は午前9時から午後5時までで、最終日22日のみ午後4時まで。いずれも入場無料。