加茂市は25日、平成27年度当初予算案の概要を発表し、一般会計は前年度比−1.3%(1億7,100万円減)の134億9,600万円とした。
小池清彦市長は午前10時から市役所で記者会見を開き、「地方が厳しい財政状況に置かれているなかで、市民の皆さまのご要望に応え、市民の皆さまおひとりおひとりの幸せのため最大限に努力する予算」とする当初予算案の概要と146項目の編成方針を発表した。
歳入の市税は、総額は27億6,317.2万円(前年度比4.4%減)で、個人市民税は10億6,056.6万円(0.6%減)、法人税は2億3,035.9万円(16.3%減)と見込んでいる。
予算編成方針では、最初に県立加茂病院の建て替えについて掲げた。このほかには、新町雁木通り商店街の整備推進や多目的広場建設、国道403号バイパス建設の推進では関係市町による異次元の規模の総決起大会を開く。
また、豪雨への対策のひとつとして下条川への下条排水機場を維持運営して西加茂の水を排水するとし、口径700ミリのポンプ1台の増設なども盛り込んでいる。