燕三条地場産業振興センターは、燕三条で作られている商品のパッケージをグラフィックデザイナーがあらためてデザインし直してもらう新潟DNA「リ・デザインエキシビション2015」を開き、花鋏と鰹節削り器の2つのパッケージを28人の県内デザイナーがリデザインした作品を展示し、20日から3月9日まで現品プレゼントの抽選もある人気投票を行っている。
今回のテーマは、(株)坂源=三条市金子新田=の生花バサミと(株)小柳産業=三条市袋=の鰹節削り器の計2点のパッケージデザイン。
展示と投票は、地場産センター「メッセピア」の展示即売場と燕三条駅2階「燕三条Wing」の2会場で同時に行っている。両会場それぞれにハサミ16点、削り器19点の計35点の応募作品を展示している。
人気投票は、2つのテーマ作品から好きなデザインを各3点まで選び、さらに計35点から一番好きなデザインと選んだ理由などを投票用紙に記入してもらう「みんなに選んでもらう」スタイル。得票順で順位を決める。
投票者の中から抽選で計15人に、生花バサミと鰹節削り器のいずれかをプレゼントする。
新潟DNA「リ・デザインエキシビジョン」は、地元企業と地域で活躍するデザイナーのビジネスマッチングを実現し、新たな価値を創造しようと毎年開いている。同センターと県内の5つのデザイン団体と連携し、燕三条地域で作られ、すでに販売されている商品を、県内で活躍するグラフィックデザイナーが参加して、デザインをを見直し、提案した。
人気投票の結果は、各テーマで得票数の多かった順の入賞。このほかにテーマを提示した企業が特別賞を決め、3月18日から3月22日に同地場産センターで展示し、結果も発表する。
投票の受付時間は、物産館前が午前9時半から午後5時半、燕三条Wingは午前10時から午後6時半まで、いずれも最終日は正午まで。
商品がパッケージでどれだけ変わるのかを確認したり、個性あふれる県内のグラフィックデザイナーが同じテーマで取り組む作品を一堂に見られる貴重な機会なので、個人から企業、学生など大勢に見てほしいと呼びかけている。