日本雪割草協会は28日と3月1日の2日間、燕三条地場産業振興センターで「第16回日本・新潟雪割草まつり」を開き、ことしも愛好家が育てたユキワリソウ約400点の展示や販売を行い、かれんな花々が一足早い春を告げる。
前日27日に行った審査で、最高賞の新潟県知事賞はじめ、同協会の名誉会長賞、新潟市や長岡市、佐渡市、三条市など近隣の首長名の賞など、各賞受賞作品と合わせて約400点を展示。来場者にお気に入りのユキワリソウを投票してもらう人気投票も実施する。
即売コーナーでは、3つで1,000円のポット苗から20万円ほどの高価なものまで色や形もさまざまなユキワリソウのポット苗や鉢植えなどが数えきれないほど並ぶ。
ほかにも、会場内でスタンプを集めて抽選に参加できるスタンプラリー、ユキワリソウの写真展示や各地の雪割草名所紹介、雪割草募金を実施する。
主催関係者によると、展示の出品数は例年より少し多い400点余り。初出品や出品数を増やす人など、回を重ねて積極的に参加してくれる人も増えてきている。また、今回の審査は力作も多く時間がかかったと言い、受賞作品はもとより、いい花が多いので、たくさんの人に来場してもらい自分の気に入った花を見つけて投票してほしいと、人気投票への参加も呼びかけている。
ユキワリソウの愛好者は、簡単に交配ができることも魅力の1つで、女性ファンや20歳代や30歳代の若い人も多い。毎回、展示会場ではカメラ持参の人やスマートフォンで撮影する人も多く、いろいろな楽しみ方で、春の訪れを楽しんでいる。
日本・新潟雪割草まつりは、入場無料。午前9時からで、初日28日は午後5時まで、1日は午後4時まで。