色鉛筆画やパステルアートを手掛ける三条市の渡辺花子さん(36)は、28日から3月2日までの3日間、三条東公民館で5回目の個展「hanacoten vol.5」を開き、やわらかなタッチで描いた60点余りを一堂に展示している。
小品が中心で新作は21点。渡辺さんと言えば、おとぎばなしの世界でも見るような女性像を描いた作品をイメージするが、新作はウサギなど動物を描いたものや甘い物が大好きな渡辺さんが食べたくなるスイーツを描いたものが多い。
ほかにも渡辺さんが講師を務める絵画教室の手本として描いた作品やポストカード、レターセット、メッセージカードなど渡辺さんの作品をデザインしたグッズの販売も行っている。
渡辺さんは三条高校美術部、長岡造形大学で絵を学んだ後、仕事に忙殺されて絵を描く余裕がなかったが、4年前に友だちから制作を依頼されたのがきっかけで再開。2年前に念願だった生花店で働きながら創作活動に取り組み、個展も休まず続けている。
一方で絵画教室の講師を務める機会も増え、今は新潟市・アークオアシスカルチャー教室で色鉛筆画教室と三条市・花スタジオで色鉛筆画三条教室の講師を務めており、ことし3月27日にオープンの長岡市・アークオアシスデザイン長岡店で色鉛筆画教室を新規開講、5月から三条東公民館で始まるパステルアート入門講座の講師も担当。さらに4月には三条市・「みんくる」の1day Shopに出店して作品を販売するなど、アーティストとして忙しい年になる。
昨年6月には結婚。昨年は新潟駅前の専門学校で講師を務め、「自分にとっても新しい勉強になった」と言い、プライベートでも、アーティストとしても新しいステージに移っている。個展は3月1、2日は2日間とも午前10時から午後6時まで、入場無料。