燕市観光協会(山崎悦次会長)は1日、4月19日に燕市・大河津分水で行われる第73回分水おいらん道中でおいらん役を務める4人を決めた。
ことしは北は北海道から南は広島県まで70人の応募があり、昨年の65人の応募があった。先に書類選考の一次審査で20人にしぼり、二次審査のこの日はうち18人が出席。分水おいらん道中実行委員会の田中公一実行委員長を審査委員長に関係者ら10人で審査して4人のおいらん役を決めた。
おいらん役に決まったのは、信濃太夫役に燕市燕地区出身の近藤歩夢(こんどう あゆむ)さん(23)=神奈川県横浜市=、桜太夫役に山岡(やまおか)すみれさん(22)=燕市分水地区=、分水太夫役に榊真梨(さかき まり)さん(25)=石川県加賀市=、そして行列には加わらない写真撮影用の染井吉野太夫役に本田菜生(ほんだ なお)さん(26)=燕市分水地区=。
近藤さん「皆さまのご期待に添えるよう本番までの練習をひとつひとつ大切に本番最後まで歩ききりたい」、山岡さんは「ちっちゃいころからずっとおいらんさんになりたいと思っていたので、本番はすてきな姿で歩けるように頑張りたい」、榊さんは「石川県民だがご縁をいただき、分水おいらん道中に参加させていただくことになり、本当に感謝している」、本田さんは「いちばん近くで見られるおいらん役なので皆さんのご期待に添えるように精いっぱい務めさせていただく」とあいさつした。
本番に向けてこのあと15日、4月3日、15日の3回、おいらん独特の外八文字の歩き方を習得するための練習を行い、4月15日はJR分水駅で「JR分水夜桜号」到着時のおもてなしを行う。