北陸新幹線の長野−金沢間の開業が今月の14日と間近に迫ったが、それと同時に北陸新幹線のアクセス特急が県内にお目見えする。
そのアクセス特急の愛称は「しらゆき」。かつて、青森〜金沢間を北陸・信越・羽越線経由で結んでいた急行列車でも使われていた愛称※1である。
特急しらゆきは、新潟駅から信越線と「えちごトキめき鉄道・妙高はねうまライン」※2を通り、上越妙高駅で北陸新幹線に連絡する。
上越妙高駅から新幹線「はくたか」利用で富山・金沢方面へ、あるいは長野・軽井沢方面へと向かうことができ、従来よりも大幅な時間短縮が期待されている。
2日、新潟、長岡、直江津の3駅で、特急しらゆきに使用する特急型電車の展示会が行われ、長岡駅で見学した。
この特急型電車は、1997年より2014年までの間、常磐線特急「フレッシュひたち」で使用されてきたE653系電車をリニューアルして使用される。※3
特急しらゆきは3月14日から新潟−上越妙高(一部は新井)間で1日5往復運行し、県央地区では加茂・東三条駅に全列車が停車する。
4両編成で運転し、1・2号車は指定席(合計126席)、3・4号車は自由席(合計140席)となる。
尚、このE653系は、信越線の快速「おはよう信越」「らくらくトレイン信越」でもダイヤ改正以降、使用される予定である。
※1:ほかに、国鉄民営化後に秋田〜青森間を走る快速列車の愛称としても数年間使用したことがある。