東京駅から200系がいよいよ引退となりました。といっても引退するのは実物の車両ではなくピクトグラム。このピクトグラムは新幹線の乗車ホームへと案内するためのもので、1991年に東北・上越新幹線か東京駅に延伸してから使われ始め、2013年に200系が引退してもなお約24年間にわたり乗客の案内を続けてきました。
ところが先日東京駅に行ったところ200系のピクトグラムから「はやぶさ」などで走るJR東日本の花形車両であるE5系のものへと掛け替えられ始めていました。3月14日に金沢まで開業する北陸新幹線の開業準備の一環で掛け替えられたと思われます。
なお、燕三条駅のピクトグラムは改装工事があり、駅構内の全てがすでに200系のものからE5系のものへと変わっています。燕三条駅で200系の姿を偲ぶことができるのはイベントで使われた看板だけになってしまいました。
新幹線といえば200系、という読者も多いのではないでしょうか。車両とは違い、ピクトグラムは引退セレモニーもなくひっそりと東京駅から姿を消していくことになりそうです。
(藤井芳輔)