燕市は1日、燕市吉田産業会館で平成26年度Jack & Betty教室の閉講式と第3回Special講演会を行い、小中学生85人が校外での英語学習を修了した。
Jack & Betty教室は、小中学生の英語力向上で世界で活躍する人材を育てようと昨年度、始まった英語の校外学習。今年度は昨年5月から月2、3回、主に土曜の午後に燕市吉田勤労青少年ホームで開き、英語指導助手やALTが指導し、夏はサマーキャンプも行った。
最終回のこの日は、第3回Special講演会で株式会社中野科学の中野信男代表取締役が「僕だけ英語を話せないのはくやしい!僕も英語を勉強した〜ある家庭の英語奮闘記」のテーマで講演したあと、学習成果を発表した。
学習成果の発表もレッスンのひとつ。小学生は2人1組になってたがいに友だちを英語で紹介し、中学生は自分のお気に入りを英語で紹介。さらに8月にオーストラリア・ブリスベンへの海外派遣事業の参加者は、オーストラリアの自然や文化をクイズ形式で紹介した。
続く閉講式で上原洋一教育長は、サマーキャンプの英語劇で「ただせりふを読むだけじゃなく心を込めて表現していた」ことに感心したことを話し、「これからも楽しく英語を勉強し、燕市のことをいつも気にしていってください」と願った。
代表の児童、生徒に修了証を手渡したあと、吉田北小6年稲垣佑磨君は「これからも英語がうまくなるように努力を続けていこうと思う」、小池中1年原田未来可さんは、欠かさずに教室に通ったこと、発音の仕方に頑張ったと言い、「これらのことを生かし、これからもしっかり実行できるようにしたい」と話した。
来賓の鈴木力市長は、「1年間、本当に上達したとあらためて思った」と目を細め、「英語という魔法のつえ、魔法のほうきは、ずっと継続しないと身に付かない。ぜひ来年も参加してもらってどんどん継続していってほしい」と話し、来年度は「高校になってもずっと英語に取り組んでいる環境を整えようと思っている」した。