三条市南新保、三条市医師会准看護学院(池田稔院長)は2日、燕三条ワシントンホテルで第50期生卒業式を行い、2年間の課程を修了した28人に卒業証書を手渡した。同学院は半世紀の節目となった今回の第50期生の修了で、これまで計1,482人を看護の道へと送り出した。
第50期生は紺や黒のスーツのほか、昨年から着用が許可となった着物や袴での出席もあり、華やか。在校生の1年生33人と学院関係者、来賓、卒業生の家族も参列し、門出を祝った。
池田学院長は、卒業生一人ひとりに卒業証書を手渡した。式辞では、三条市医師会は昭和9年に始まって81周年、学院は51年の歴史があり、准看護学院は先輩たちが守り、続け、節目の50期生を卒業させることができたとして、「ちょうど50期の記念すべき卒業式」、卒業生には「最初の志を忘れないでほしい」と願った。
また、昨年、三条市から准看護学院を大崎中学校の跡知への移転、正看の3年のコース、2年間の准看から正看のコース、歯科衛生士のコースができないかと話があり、4月から話し合いが始まるとし、「大変だが受けるつもり」。准看護学院を半世紀続け、医師会としても勉強になったし、多くの先輩方も活躍していると紹介した。
来賓授与、在校生送辞に続いて、成績優秀で学院長賞を授与された上杉明美さんが卒業生を代表して答辞を述べ、「命に寄り添う看護の道を選んだものとして、その責任をしっかりと自覚し、患者様から頂いた言葉を忘れることなく、病める人々の心の支えになれるよう今後もいっそう努力していく」と誓った。