JR東日本は3日、新潟エリアの越後湯沢−新潟間を中心とした上越新幹線区間で、来春以降に旅するアートカフェ新幹線「GENBI SHINKANSEN/現美新幹線」を運行すると発表し、泉田裕彦知事は「新潟への旅に新たな楽しみが加わり、本県の魅力がさらに増すもの」とコメントを発表した。
デザイン、食、アートなど「新しい東日本エリアを発見・体験」できる新しい列車をプロデュースし、世界最大規模のアートイベント「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」が開かれる新潟エリアに、首都圏や海外からの客に楽しんでもらえる新しいコンテンツとして「移動する現代アートの美術館」を投入するもの。あわせてカフェ空間やキッズスペースなども設置した「のってたのしい列車」とする。
とくに「現代アート」は、「全席ミュージアム空間」とした車両とし、カフェのメニューに ついても「地元や地域の食材」を活用した内容にする。エクステリアデザインは、世界的な写真家の蜷川実花氏が外観に「長岡の花火」を描き出す大胆なデザインを行う。泉田知事のコメントは次の通り。
■知事コメント
本日、JR東日本において、新潟エリア(越後湯沢〜新潟)を中心とした上越新幹線区間に新幹線車両を改造した、新しい観光列車「GENBI SHINKANSEN/現美新幹線」が、来春以降に運行されるという、うれしい発表がありました。
このたびの新しい列車の外観デザインは、写真家・蜷川実花氏による、「長岡の花火」を描き出す大胆なデザインと聞いております。
列車内のスペースは、6両すべてがアーティストのプロデュースによる空間となるほか、「カフェ」や「キッズスペース」も設けられ、いままでの列車の空間デザインの枠を超え、新しい列車の旅の提案となると大きな期待を寄せております。
また、「カフェ」のメニューには、魚沼産コシヒカリの米粉を生かしたスイーツも出されると聞いており、五感すべてに楽しい時間を過ごすことができそうです。
「GENBI SHINKANSEN/現美新幹線」の運行は、新潟への旅に新たな楽しみが加わり、本県の魅力がさらに増すものと思います。より多くのお客様が本県においで下さることを願っております。