春耕を前に鍬(くわ)を製造する相田合同工場=三条市田島1=の相田聡社長を講師に8日午後1時半から三条市勤労青少年ホーム「ソレイユ三条」で「夢ちいき県央塾」が開かれ、主催者では家庭菜園などに興味のある人に広く来場を呼びかけている。参加無料。
相田さんは1962年生まれの相田合同工場4代目。鍬マイスターを自負し、鍬づくりのこだわりだけでなく、鍬の選び方・使い方のワークショップ、鍬の修理相談会で直接、ユーザーの声に耳を傾ける。製品安全対策にも力を入れ、2010年度、13年度と経済産業省の製品安全対策優良企業表彰を受けている。
今回は「鍛冶屋の夢〜鍬でつなぐ人・農・食」をテーマに鍬マイスターとして農具の作り手と使い手をつなぐ活動や正しい農具の使い方、食の安全など、ものづくりと農を未来について語ってもらう。質疑応答もあり、3時20分に終わる。
夢ちいき県央塾は、県央地域の市民と企業、大学、自治体が一体となって、地域の価値やさまざまな課題をとらえた取り組みを通じ、地域づくりや人づくりを考えようと、2008年7月から年2、3回のペースで開いており、今回で15回目。県三条地域振興局と県央地域の市町村、新潟経営大学、新潟日報社で実行委員会を組織して主催する。
定員70人、申し込みは必要なく、参加したい人は直接、会場へ。問い合わせは新潟日報三条総局(電話:0256-33-0408)へ。