「弥彦線の電車」と聞くと黄色い2両編成のワンマンカーをイメージする方が多いと思われるが、その黄色い電車が13日、“世代交代”した。
新潟県内で広く活躍している115系電車のうち、ワンマンカーとしての設備を備えた車両は黄色い塗装を纏い、現場や鉄道愛好家からは「Y編成」と呼ばれている。“Y”は“弥彦”のローマ字表記の頭文字。
その「Y編成」は65〜66年製と製造から約50年が経過し、老朽化が進んだこともあり、95年製のステンレスカー・E127系にバトンタッチすることとなった。
E127系は12編成が新潟近郊で活躍していたが、翌日14日に開業する北陸新幹線の並行在来線「えちごトキめき鉄道」用に10編成が譲渡される。
残りの2編成が弥彦線を中心に、運用の都合で一部の越後線の列車としても再び活躍することとなったようだ。
E127系の車内はロングシートで、運転席脇には運賃表と運賃箱が設置されている。ドアの開閉はドアボタン式となるため、ドア脇の白い「開」ボタンを押さなければドアは開かない。
無人駅である燕三条・西燕・矢作では、一部のドアしか開かない。無人駅で乗車の際は、先頭車両の後側のドアから乗り、降車の際は運転席のすぐ近くのドアから降りる必要がある。
無人駅では1両目中央のドアと、2両目の全部のドアは開かない。また、無人駅では入口専用となる1両目後側のドアは車内側からは開かない。
自動放送による案内で降り方の案内は各駅ごとに流れるが、乗り過ごさないように十分、注意が必要だ。