今の燕市吉田地区、粟生津村にあった私塾「長善館」を開いた燕市名誉市民の漢学者、鈴木虎雄博士(1878-1963)にまつわる話を聞く講演会が20日午後7時から粟生津体育文化センターで開かれる。
燕市と長善館史料館の主催で三条市・諸橋轍次記念館研究指導員の佐藤海山さんを講師に「みんなの長善館タイム」として開かれている。3年目のとなることしの演題は「鈴木虎雄博士ゆかりの石碑をたずねて−台湾紀行−」。
鈴木虎雄は昭和36年から1年ほど台湾日日新報社から漢文欄主筆に迎えられたことがある。佐藤さんは2、3年前に台湾に渡ってその足跡を調べたことがあり、ことしに入ってからも台湾を訪れている。そうしたフィールドワークでわかったことなどについて話す。
定員120人、入場無料。当日参加もできるが、参加したい人はなるべく事前に粟生津体育文化センター(電話:0256-92-6700)か長善館史料館(電話:0256-93-5400)へ電話予約する。