県議選に向けて三条市選挙区から2期目を目指す現職の坂田光子氏の総決起大会に千人が参集、女性をアピール (2015.3.19)

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4月に行われる任期満了に伴う新潟県議選三条市選挙区に自民党公認で立候補し、2期目を目指す現職の坂田光子氏(60)の後援会(渡辺喜彦会長)は18日、燕三条地場産業振興センターで総決起大会を開き、支持者ら約千人が集まって必勝を誓った。三原じゅん子参院議員も特別講師として出席し、「即行動!!県央で唯一の女性県議会議員」とある横断幕を掲げて女性であることをアピールした。

県議選に向けて三条市選挙区から立候補する坂田光子氏の総決起大会
県議選に向けて三条市選挙区から立候補する坂田光子氏の総決起大会

あいさつに立った坂井氏は、「皆さんの労に報いるためにも何とか4月12日にサクラを咲かせたい」と始めた。平成23年4月の当選以来、がむしゃらに走ってきて、最初に印象に残っているのがその年の7.29水害。惨状を目の当たりにし、「“コンクリートから人へ”で本当にいいのだろうかと強く感じた」と当時の民主党政権の方針に疑問を示した。

政治家としていちばん大事なのは、地域住民の生命と財産を守ることで、「この地域に住む人間として安心、そして安全な生活をまずできるような社会基盤を整備していかなければならない」とした。

約千人が参集
約千人が参集

人口減少は産業界においても大きな問題で、「女性と男性が手を取り合って、知恵を出し合ってここに子どもを産みたい、子どもを育てたい、そして子どもたちがふるさととして誇りに思える美しい自然のある三条市をもっと発展させていくのがわたしの仕事」。

災害復旧、渋滞解消、道路整備など社会資本の整備に加え、ソフト面も大切。保育議員連盟の事務局長に就いてるが、「保育予算が新潟県は、去年のおよそ2倍の予算がついた」。子育て支援施設をさらに充実させていく。

「わたしは自分自身のいちばんの取りえはバランス力」で、「どれもこれもバランスをとりながら進めていく。それが女性のバランス。どれか突出したものはないけれど、わたしの得意はコーディネート」とした。

 県議選に向けて三条市選挙区から立候補する坂田光子氏の総決起大会

川の改修やドクターヘリをもってきたという県議もいるが、「そんなのはひとりでできることはない」。「足りないところに光りを当てていく。頑張っているところにも光りを当てていく。そういうのが県議会の議員」との考えを示した。

県議会前には、いつも三条市長に要望を聞きに行っており、市の課題を県に伝え、県の仕事を国へ伝えるのが必要で「そのため行動力、ネットワークがわたしの売り」。まだ一期では力が不足で「それをぜひ皆さまの力で2期、3期へと導いていただきたい」と支援を求めた。

渡辺喜彦後援会長は、今回は非常に厳しい選挙が予想されるとし、昨今の政治情勢を見ると、「自民党でなければいい方向にもっていくことはできない」。「ぜひ三条から自民党候補が2名出るように皆さまと一緒に力を合わせて取り組みたい」とした。

渡辺後援会長
渡辺後援会長

特別講師の自民党女性局長も務める三原じゅん子参院議員は「女性議員が必要なのは当たり前のこと」人口の半分を占める女性の苦労や悩みがしっかり政策として実現できない国に「豊かな輝きをもつ女性を育んでいるわけがない」。

同席した金子恵美衆院議員は「わたしの妹のような存在」で、そのお母さんなら「わたしのお母さんですか?。それは失礼に当たる。わたしのお姉さんくらい」と笑わせた。

 特別講師の三原じゅん子参院議員
特別講師の三原じゅん子参院議員

今回の統一地方選の自民党のキャッチフレーズ「地方こそ、成長の主役。」を紹介。坂田氏と住民が主役で、三条に何が足りないか、何を求めているか、その声を坂田氏が吸い上げ、「金子衆院議員や国定市長とアイデアを出し合って国に要望する。そして石破大臣のOKをもらって予算をいっぱい取ってくる。これが地方創生のあり方」と示した。

女性が何に悩み、何に困り、何を求めているかすらわからない男性だけでは女性政策ができない。身近にいる県議が女性の気持ちをわからないようであってはならない。

 特別講師の三原じゅん子参院議員

女性は何も文句を言わずに根性で乗り越えている。女性の健康を認識してもらうための法律も必要で、そうした法律をつくるにも坂田氏が必要。東京一極集中を何とかするのも女性が地方に残ってくれること。地方に女性が残る政策も考えなければならない。

東京に住む栃木県出身の母が、がんになったの契機に栃木県へ戻り、声が明るく元気になった。「こういうふるさとをしっかりと守っていかなければならないんだなと。これが地方創生なんだなと身をもって体験した」。三条もそうでなければならない。「みんながいつでも帰って来たいと思うふるさとをつくっておいて、もっともっと豊かに発展させていくことが坂田先生の使命」。「動物に対しても、人に対しても、本当に命というものを大切にしてくれる坂田先生にこそ、わたしはここを任せられる。確信している」。

坂田氏と握手する三原参院議員
坂田氏と握手する三原参院議員

昨年の衆院選では知人の勧めで投票した人がいちばん多かった。「ぜひおひとりでも多くの皆さま方に支援の輪を広げてくれるよう心からお願い申し上げる」と締めくくった。

来賓の国定勇人市長は、坂田氏は選挙があっても敵、味方をわけへだてなく接する姿勢に「議員さんとしての第一歩としては及第点をあげるどころか、タフな人だと思った」と評し、三条市内のありとあらゆる行事に顔を出し、「常にその目で、その皮膚で感じて4年間、続けてこられた」とフットワークの軽さを強調した。

 国定三条市長
国定三条市長

塚田一郎参院議員は、政治への女性の進出が進んでいないこと、政治は数の力が必要なことから、「女性の声を県政に届ける、本当の三条市の声を県政に届ける、仕事ができる県議会議員を選んでいただきたい」と坂田氏の当選を願った。

塚田参院議員
塚田参院議員

中原八一参院議員は、坂田氏は「男性社会のなかでしっかりと合格点を与えられる活躍をしている」と評価し、「まずは2番目の議席に滑り込み、そこから勢いをつけてトップへ」と願った。

中原参院議員
中原参院議員

自民党女性局の副局長、金子恵美衆院議員は、三条市選挙区の2議席を自民党が独占するより違う党の方がバランスがとれるという声があることに「バランスをとることよりも、三条のために働く人、働いてほしい人を選ぶべき」。52人の県議のなかで女性は3人だけ、自民党の保守系県議は坂田氏ひとりで、「数少ない女性議員の議席を守るのも坂田氏の使命」と当選を願った。

「勝つぞー!」コール
「勝つぞー!」コール

自民党新潟県連幹事長の小野峯生県議は、県議会での坂田氏の活躍を紹介し、「次、(坂田氏が)当選させていただければ、必ず常任委員長をやっていただきたいと思う」、女性が社会進出して経済を引っ張る“ウーマノミクス”を進めなければならず、「三条のため、県政のために一緒に働かせていただきたい」と願った。

最後に「勝つぞー!」コールを行って終わった。

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